専門性の高い内容について考えを進める際に,会社,学会などと異なり,教員と学生という関係で議論することができ,一層濃い検討ができると実感しました.
また,一人の教員のみならず,圧縮性流体の問題を専門とする研究者5名が指導教員,副教員として多角的な視点で高い指導をしていただいた結果,より研究自体議論が深くなったと考えております.この点が,研究の達成においても,また学位論文の取り纏めにもたいへん役に立ったと感じています.
業務上,海外の技術者との折衝が多く,学位取得の必要性を感じていました.海外の政府機関,テクノラートなど関係者の学位の保有率は高く,その点でも学位の取得は,業務の遂行上にも有意義なものになると考えてい ます.
業務負荷の波や海外出張等,業務の関係から,一般の博士課程にのように3年間連続した期間で研究を継続し,論文博士を取り纏めのは難し状況にありました.
一方,業務の合間を縫って長年に渡って学会に発表をして来た成果を,一年で取り纏めることが出来る本コースは,業務と研究が直接にリンクしてない私には大変有難い制度でした.
長年の研究の成果を一年の期間で集中して取り纏める事が出来,大学及び指導教員の皆様に感謝しています.
一年であれば業務も勘案しつつ,緊張感を保ちながら研究の取り纏めが出来る適当な期間だと考えます.