黒田泰平君が日本原子力学会熱流動部会優秀講演賞を受賞
阿部豊教授および金子暁子講師研究指導下の修士2年生の黒田泰平君が、平成24年3月20日、福井大学文京キャンパスで開催された日本原子力学会2012春の年会において、日本原子力学会熱流動部会から、熱流動部会優秀講演賞が授与されました。この受賞は、平成23年9月19日から22日、北九州国際会議場において「高速増殖炉の炉心溶融事故後冷却挙動の研究:(14)液中ジェットの微粒化挙動と周囲流動場の相互作用」と題して行った講演に対して、優れた研究論文発表と認められて授与されたものです。講演内容は、次世代の発電所である高速増殖炉の炉心溶融事故時の冷却性評価について、溶融燃料ジェットの模擬実験を行い可視化観測することによって燃料の冷却に重要な微粒化挙動を明らかにしたもので、その研究内容のみならず、プレゼンテーションや質疑の両方が高く評価され、企業や研究機関の若手や中堅研究者の数多い発表の中から選ばれて表彰されました。