For Students 大学生の皆様

筑波大学部生の皆様

研究室配属の時期になると manaba にて情報や研究室紹介動画が公開されますが、それより前に研究室見学や面談をしたい学生さんは、気軽に三目に連絡ください。また、希望があれば配属前のゼミの参加等も可能です。連絡はメールでも本HPのフォームからでもどちらでも OK です。以下は、配属時期の記載内容の抜粋です。

配属手順概要

本研究室では非常に多岐にわたる研究テーマを展開しているので、研究室配属の際には例年、合同の説明会は行わず、研究室の全体的な内容は全て動画の形式 (本ページの下部に動画リンクがあります) で公開します。この、研究室のコンセプト・運営方針を伝える「動画コンテンツ」に加えて、各学生さんたちが興味のある研究内容を説明するために個別面談 (30分くらい。友人含め2〜4人程度であれば同時参加可。対面・オンラインの双方対応可) を行います。この個別面談は配属に必須となるので、できる限りフェーズ1開始前までに 3 の個別面談を済ませるようにしていただければと思います。ただし、個別面談は配属の優先度には関係しない (GPA のみで判断) ので、研究内容に興味があれば、気軽にご参加ください。また、個別面談では博士課程への進学とそれに際する給与待遇等を含む、大学院進学や将来のキャリアプランに関しても質問してもらって OK です。

希望者が枠数を超えた場合の配属基準

個人的には学業成績 (受動的な知識のインプット) と研究適性 (能動的なインプットとアウトプット) はかなり別競技だと思っていますが、公正な配属を実現する上で、客観的かつ定量的な指標が必要だと思いますので、学類の原則に従いGPA のみで判断します。

その他、研究室体験・相談のためのコンテンツ

slack 上の三目研所属学生による相談窓口: 三目研究室では slack というビジネス向けチャットツールを用いて、研究室所属メンバーとのコミュニケーションを行っています。この slack の中に、学生さん向け相談窓口のチャンネル ( #_lab_introduction ) を作成しました。このチャンネルは三目が見れない設定にしており、所属学生 (卒研生・大学院生) のみが参加していますので、学生さん視点からみた客観的な研究室の様子を知ることができると思います。気軽に質問してみてください。

研究室 wiki のゲストアカウント: 三目研究室では、研究に関する情報共有のために、Growi という一種の wiki を研究室専有のサーバに導入し、活用しています。今回、配属希望者専用のゲストアカウントを作成して、このコンテンツの一部を見れるようにしています。ここには「新メンバー向けレクチャー動画」や「ゼミにおける各メンバーの進捗報告資料」などの情報を載せていますので、研究室の活動と必要なスキルを知る上で有用かと思います。

他大学から大学院にて参加希望の皆様

研究室見学や面談をしたい学生さんは、気軽に三目にメールや本HPのフォームからご連絡ください。また、研究室の研究方向性および教育方針や、要求される事前知識、現在実施中・募集中の研究テーマ等は本ページ下部の動画リンクを参考にしてください。研究が多岐に渡るので、HP の "RESEARCH" 等を参照したり、本研究室の論文等を参考に興味のある研究の方向性を考え、ざっくりで良いので希望する研究テーマを持った状態でお話できると嬉しいです。以下、各進学ケースにおける個別の情報を記します。

修士課程 (博士前期課程) で参加希望の場合

面談等でお会いする際に、研究職キャリアの希望有無 (博士課程進学の希望有無 ) を教えてください。ただ、完全に決まっている人は少ないと思うので、ざっくりとで OK ですし、「今悩んでいます」的な感じで問題ありません。この情報は、研究室配属の可否に使用するのではなく、進学後の研究テーマを考える際に参考にします。具体的には、三目研究室では「研究者としての良いキャリア形成の観点から、博士進学可能性のある学生のテーマは、論文化がある程度見えているテーマに設定する」ことを徹底しているというのが理由です。本音としては、研究者・科学者を目指す人にこそ、即座に結果が出るかが全く見えない極度にチャレンジングな研究をしてもらいたい、という想いがありますし、私自身もそういう研究者を目指していますが、学生さんの人生を預かる仕事でもあるので、現状はこのような方針で進めています。

博士課程 (博士後期課程) で参加希望の場合

ご連絡いただく際に、これまでの研究のサマリーと、博士課程にて希望する研究の計画をプレゼン資料の形式で作成し、ご送付いただけると助かります。その上で、面談にてそれをご発表いただきつつ、その上で相談し、具体的な研究計画を作っていければと思います。

また、本研究室では基本的に、下記の2つの能力の双方に熟達した博士号取得者を養成したいと考えています。

  •  ・何らかの数値解析手法に対する非常に深い数理的理解 (新規解析手法の設計が可能なスキル)
  •  ・何らかの理工学的実問題に対する深い理解 (新規の工学問題の解決方策の考案が可能なスキル)

これまでに獲得しているスキルを考慮に入れ、テーマ設計ができればと思います。しかしながら、どちらかのスペシャリストを目指すという方向性で博士課程の研究を設計することも可能なので、希望するスキル習得の方針を考えておいていただけると嬉しいです。

また、基本的に博士課程の学生には、リサーチアシスタントとして給与 (月額最大20万円) を支払う方針でいます。アメリカの大学よりは給与は少ないが、アメリカの大学より義務 (RA として実施しなければいけない仕事) が少なく自由に研究できる環境を目指しています。額に関しては、研究テーマの特性や当人のスキルによって異なるので一概に線引きするのは難しいですが、面談後にお伝えします。ただし、「給与は必要ないので、完全に自由にテーマ設定をして研究させてほしい」ということもあると思いますので、面談で待遇の希望をお聞かせいただけると嬉しいです。

社会人博士課程で参加希望の場合

本研究室が、工学分野を問わず「複雑問題の数値解析戦略構築」を主題としているという特性上、研究テーマは現在所属の会社や組織で対象としている理工学的問題に合わせて設計できる場合が多いです。数値解析のスキルを習得し、今後のキャリア形成のために博士号を取得したい場合、同時に所属組織との共同研究提案も可能ですので、お気軽にご相談ください。また、ご連絡いただく際に、これまでの研究のサマリーと、博士課程にて希望する研究の計画をプレゼン資料の形式で作成し、ご送付いただけると助かります。

また、既に一定の研究実績・学術論文等の研究歴がある方は、最短1年で博士号を取得できる筑波大学早期修了プログラム (https://www.souki.tsukuba.ac.jp/) を活用できる可能性があります。もしご興味あれば、こちらもご検討ください。

参考動画

研究室の概要と研究・教育方針に関する動画

研究テーマ紹介 (2024年度卒業研究配属用の動画ですが、後半部分は他大の学生さんも参考になると思います)

研究室 PV

For students of the University of Tsukuba

Please switch to Japanese (日本語) and check the contents.

 

For Those Who Wish to Participate in the Graduate Program

Students who would like to visit the laboratory or have an interview should feel free to contact N. Mitsume by e-mail or through the form on this website.

Since our research is diverse, we would be happy to talk with you about the research direction you are interested in by referring to "RESEARCH" on our website, or by referring to the papers of our laboratory, etc., and having a desired research theme, even if it is only a rough idea. Below is the individual information in each case of advancement.

Our lab have studied on numerical analysis methods themselves. To put it simply, we are trying to propose innovative methodologies for discretization methods of partial differential equations (PDE). In general, many laboratories related to "computer aided engineering" use existing simulators as a black box to elucidate the mechanism of phenomena, but our research group aims to develop the simulator itself and new discretization methods of PDE, and our research is quite fundamental scientific than those laboratories. Therefore, research activities in our lab require a certain level of advanced knowledge of mathematics and physics in addition to C or C++ programming skills.

Participation in the Master's Course

When we meet with you at the interview, please let us know whether or not you wish to pursue a researcher career (i.e., whether or not you wish to enter a doctoral course). This information will not be used to determine whether or not you will be assigned to a laboratory, but will be used as a reference when considering your research theme after entering the program. Specifically, the reason is that at our Lab, we are very strict that "from the viewpoint of developing a good career as a researcher, the themes of students who have the potential to go on to a doctoral course should be set to themes that have some degree of visibility to publish journal papers. My true intention is to have those who aspire to become researchers and scientists do extremely challenging research in which immediate results are not at all visible, and I myself aim to become such a researcher, but since it is my job to take care of students' lives, this is the policy we are currently following. However, it is my job to take care of the students' lives, so this is my current policy.

Participation in the Doctoral Course

When you contact us, it would be helpful if you could send us a summary of your current research and a presentation of the research plan you would like to pursue in the doctoral program. We would then like to have you present this information in an interview and discuss it with you to create a concrete research plan.

In addition, we would like to train doctoral students who are proficient in both of the following two basic abilities:

  • - Deep mathematical understanding of some numerical analysis method (skills to design a new analysis method)
  • - Deep understanding of some real-world science and engineering problems (skills to devise solutions to new engineering problems)

We hope to be able to design a theme that takes into account the skills you have acquired so far. However, it is also possible to design doctoral research in the direction of becoming a specialist in either of these areas, so we would appreciate it if you could consider your desired skill acquisition policy.

In addition, our policy is basically to pay doctoral students a salary (up to 200,000 yen per month) as research assistants. Although the salary is less than at U.S. universities, we aim to create an environment in which students can freely conduct research with fewer obligations (work that must be performed as an RA) than at U.S. universities. It is difficult to state a general standard for the amount because it depends on the characteristics of the research theme and the skills of the person, but we will inform you of the amount after the interview. However, we understand that there are cases in which you may say, "I don't need a salary, so I would like to be allowed to set my research theme completely freely," so we would be happy to hear your wish for treatment at the interview.