工学システム学類卒研配属予定の皆さんへ



当研究室は、建築構造物や土木構造物(インフラストラクチャー)を対象として、 構造物の力学性状(耐震・免震・制振)や使用材料の物理的性質の探求を行いながら、 現存の構造物や新たな構造システムの性能評価や設計方法を発信していくことを目的として、 主として、実験的なアプローチで研究を行っています。

当研究室の卒業生・修了生の多くは、総合建設業(ゼネコン)や建築設計事務所、 ハウスメーカー、インフラ企業(JRなど)および地方自治体に就職しています。
<近年の卒業生・修了生の進路>
千葉県、清水建設、川田テクノシステム、大林組、東京メトロ、三井住友建設、西松建設、JR東日本、東京都特別区、NTTファシリティーズ、大成建設、鴻池組、JR東海


研究室ゼミ(原則週1回)では、担当テーマに関する研究発表を行うとともに、 学生に応じて、SPIや建築士試験対策なども行っています。

進行中の卒研テーマとして、下記のものがあります。

・高靭性繊維補強セメント系複合材料(DFRCC)に関する研究
セメントモルタルやコンクリートに高性能短繊維(PVAやアラミド)を練混ぜ、 脆性的な破壊を劇的に改善したコンクリートを用いた材料や構造物に関する研究です。
<研究の概要1><研究の概要2>

・劣化したコンクリート構造物の性能評価に関する研究
高度成長期につくられた数多くの構造物のメインテナンスマネジメントを目的として、 劣化した構造物の性能を適切に評価するための研究です。
<研究の概要>

・補強材とコンクリートの付着性状に関する研究
コンクリート構造物は、コンクリートと補強材(鉄筋やFRP筋)で成り立っており、 両者が一体となって挙動するためには、それらの付着が重要です。 付着性状における構成則である付着応力−すべり関係は非線形性が強く、 繰返し荷重履歴にも大きな影響を受けます。
<研究の概要>