工学者のための倫理 (Ethics for Engineers)
科目番号:S48 1001
担当教員:磯部大吾郎
オフィスアワー:随時面会可(事前に連絡を取ること)
対象:工学システム学類 第4学年
実施時期:第1学期 月5
単位数:1
教室:3A204
備考:平成16年度以降入学者は必修科目
授業概要
事例に基づいたグループディスカッションやロールプレイングを通じ、工学者の持つべき倫理観・価値観について考える。
学類教育目標との関連
目標:3.4 社会性と責任感・倫理観[100]
授業の狙い
コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を養い、社会性と責任感・倫理観を身に付ける。
受講生に望むこと
ディスカッションをすることにより価値観の共有を図る授業である。積極的に意見を述べてもらいたい。
受講生の到達レベル
物事について様々な観点から考えられる、異なった観点に基づいた複数の意見を述べられる、他人の意見を受け入れ、それについての反論、コメントを論理的に述べられる、など。
各週授業計画
1. イントロダクション、倫理観・価値観の表明
2. ライフボート問題、価値とは
3. 事例研究1.チャレンジャー号事故
4. Mulloy, Boisjoly, Lundの価値観、倫理問題解決のテクニック
5. 学会倫理綱領の共通点・相違点、エンジニアの責任
6. 事例研究2.シティーコープタワービルの危機
7. 事例調査研究 薬害エイズ問題とハンセン病問題
8. 事例研究3.ギルベイン・ゴールド
9. ギルベイン・ゴールドを考える、企業内倫理について
10. 総括
使用教科書、参考書
特になし。随時資料を配布する。
成績評価
ディスカッション参加点(プレゼンテーションを含む)を30%、各回のレポート30%、最終レポート40%の割合で評価を行う。出席およびレポートなどの提出は必須とする。
関連情報
専門分野に少し触れた段階で、エンジニアとしての倫理観について考える良い機会である。また、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を養い、広い視野で物事を考える能力を育てるという意味では、全ての科目の基礎となるものである。
関連科目
F G10 611 工学システム原論I
F G10 621 工学システム原論I
F G10 631 工学システム原論II
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