構造動力学研究室
システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻
担当教官: 境 有紀  詳しくは,
http://www.kz.tsukuba.ac.jp/~sakai/index.html
震度などの地震動の破壊力指標の検討
震度は,地震直後の対応や東海地震などのハザードマップ(被害予測地図)にも使われ,地震防災上とても重要な役割を果たしますが,現在の震度は,実際の被害と対応していません.被害と対応する新しい震度の算定方法について検討しています.
2003年5月26日の宮城県沖を
震源とする地震の震度マップ.
左:現行震度(実際の被害と対応していない), 右:提案震度(実際の被害と対応している)
設計用地震荷重の検討
構造物を耐震設計するための設計用地震荷重(想定される地震力の大きさ)は,震源から構造物に至るまでの様々な要因を考慮しなくてはなりません.地震動を単純化して,これらの要因を簡便に考慮に入れるための方法について検討しています.
震源
 伝搬経路
(距離減衰)
表層地盤
地盤と
構造物の
相互作用
設計用地震荷重に考慮すべき
震源から構造物に至るまでの
様々な要因
構造物の動的挙動,
耐震設計法の検討
構造物は人間が作るものですが,その地震時の挙動はまだわかっていないことだらけです.構造物の動的挙動を把握するには,それをモデル化したシミュレーション解析,縮小模型を用いた震動実験があり,その双方に取り組んでいます.
繊維補強コンクリートを用いた超縮小試験体による
簡易震動実験の様子
地震被害調査
研究の目的は,地震による人命の損失を1人でも減らすことですから,実際の地震被害を調査し,分析することは最も重要なことです.これまで多くの被害調査を行ってきましたし,これからもできる限り出かけたいと考えています.
1995年兵庫県南部地震で
中間階が層崩壊した
神戸市役所の建物
研究の目的 構造動力学※を用いて大地震で亡くなる人の数を1人でも減らす
※構造動力学:  地震動などの時間的に変動する外力に対して,建物などの構造物がどう挙動するかを
                        調べる手法について検討する学問分野.