ポピュラーなショパンのピアノ曲 その3: ワルツ

 今回は,ワルツ(円舞曲)です.ワルツなので3拍子です(^^;.どこかできいたことのあるようなポピュラーなものは,

・第1番「華麗なる大円舞曲」, Op.18
・第6番「小犬のワルツ」, Op.64の1
・第7番, Op.64の2

でしょうか.この3曲は,かなりポピュラーなので,おそらくどこかで耳にされたことがあると思います.

・第4番, Op.34の3

は,それほどポピュラーではない(なかった)のですが,1985年にブーニンがショパンコンクールで優勝したとき,これを弾いて有名になった?かもしれません.当時のショパンコンクールの様子はNHKで放映され,日本でのブーニン人気が爆発しました.それは異常とも言えるほどのもので,若手の登竜門に過ぎないたかがコンクールに優勝したくらいで,世界一のピアニストという騒ぎようでした.彼のその時の演奏は,まさに機関銃を乱射するようなものすごいもの(対照的に中間部のはずむような装飾音が印象的)で,東大ピアノの会では,「ブーニン弾き」と呼ばれて「ものまね」もはやりました(^^;(ものまねできるだけでも大したもんですけどね(^^;).後で紹介するルービンシュタインの演奏と比較すると同じ曲?と思えるほどものすごいです.まあ,ある意味新しい解釈を与えた?と言えないこともないですが.

・第9番, Op.69の1(遺作)

も,それほどポピュラーではないかもしれませんが,「告別のワルツ」と呼ばれていて,お葬式で時々耳にします.

 これ以外の曲では,第2番, Op.34の1がとてもピアニスティックな作品です.最後の方に出てくる一節がトムとジェリーでも使われています.対照的に第3番, Op.34の2は,とてもメランコリーでこれにはホロヴィッツの演奏があったと思います.第5番は,Op.42と単独の作品番号がついていて,かなり大規模で本格的なものです.第14番(遺作)も弾かれることが多いです.

 演奏は誰のがお勧めなのかよくわからない(^^;ので(midiでしたらここにいくつかあります),私が中学時代毎月の小遣いでこつこつ買っていったルービンシュタインをあげておきますか.彼の演奏は,一言でいえば「標準的なもの」と言われていて,まあ癖がないので,曲を知るのにはいいかもしれません.ルービンシュタインは,エチュード以外のほぼ全ての主だったショパンの曲を録音しています.ですから,ルービンシュタインのショパン全集(エチュードは入ってないのでほんとは全集じゃないが(^^;)を買ってしまえば,後は,エチュードを買えば(例えばポリーニのものとか),ほぼショパンのピアノ曲は全て揃うことになります.3つの遺作のエチュードもルービンシュタインの全集に入っています.

 いくらくらいするのかな?と思ってHMVのホームページを見たら...なんと!11CDで4629円!(税込(^^;)でした.まじ?30年くらい前,私がこつこつLPを1枚ずつ買っていた頃は1枚2800円くらいはしたでしょうから(RCAは少し高かった),全部で3万円くらいしたはずです(当時は消費税はありませんでしたが(^^;).そんなー(T_T).でもLPだと,もうなかなか引っぱり出して聴かないし...ていうんで,私はいきなり注文しちゃいました(^^;.今,キャンペーンのようなのでお急ぎください(^^;(ここです).

 ルービンシュタインと対照的?に,ルバートかけまくり(^^;のフランソワの演奏も結構好きで,LPも何枚かもっているので,それのCDも調べると...こちらも10CDで4601円!ですね(ここ).うーん,こういう名演が今はこんなお手軽価格で入手できるんですねー.素晴らしい!(これも注文しちゃいました(^^;).私が普段購入するCDは,曲探しのための超マイナーな近現代ものばかりで,1枚普通に?2000円(ほとんど輸入盤なので少しは安い)とかで買っているので,こんなことになってるとは全然知りませんでした(^^;.

 ちなみに,ほんとうの意味での全集と言えるものには,アシュケナージのものがあります.ショパンのピアノ曲の中には,初期のものなど普段はほとんど弾かれないものも結構あるのですが,アシュケナージの全集にはそういうものもほとんど含まれています.こちらは13CDで1万円ちょっとですが,それでも格安ですね.少しお金に余裕のある人,完璧主義者(^^;?の方は,こちらを求められるといいかもしれません.

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