ポピュラーなショパンのピアノ曲 その4: その他

 あとは,ポピュラーなものは曲の種類によって分けるほどはないので,その他ということで...まずは,

・ピアノソナタ第2番, Op.35より第3楽章「葬送行進曲」

でしょうか.これは原曲は聴いたことがなくても,そのメロディーを知らない人はいないでしょう(ちゃーん,ちゃーんちゃ,ちゃーん,ちゃーんちゃ,ちゃーんちゃ,ちゃーんちゃ,ちゃーん).ショパンはピアノソナタを3曲書いていますが,第1番は初期のものであまり弾かれることはありません.第2番は,第3楽章が葬送行進曲となっているように,ソナタというよりは,とても個性的な4曲からなる「組曲」のような感じです.ショパンの他の曲に比べて特徴的で前衛的な響きがします.第3番, Op.58は,晩年の傑作とされていて,演奏効果も高くよく演奏されますが,ちょっと気合いが入り過ぎて重くなりすぎ?との意見もあります.演奏は,ピアノソナタ第2番はホロヴィッツのものがあるので,やはりこれをあげておきます.第3番はよくわからないので,まあワルツでルービンシュタインの全集をゲットしていれば,これに入っています.

 次は,ポロネーズですかね.ポロネーズは,ポーランド独特の堂々とした行進曲風の舞曲で,マズルカとともにショパンらしさを象徴する曲といわれています.ポピュラーなものは,

・ポロネーズ第3番(軍隊ポロネーズ), Op.40の1
・ポロネーズ第6番(英雄ポロネーズ), Op.53
・ポロネーズ第7番(幻想ポロネーズ,Polonaise-Fantasy), Op.61

ですかね.第1番, Op.26の1もそこそこポピュラーです.第7番のPolonaise-Fantasyは,それほどポピュラーではないと思いますが,ショパン晩年の最高傑作といわれています.ポロネーズとファンタジー(幻想曲)の融合という発想,そしてそれを見事に体現していて素晴らしいです.演奏は,全集のルービンシュタインのものでいいと思いますが(実はまだ聴いたことない(^^;),私がもっているものの中から,再びポリーニをあげておきます.ポリーニは,ポロネーズの第5番, Op.44を得意としていて,この曲は,とても長くかつ難曲なので,それほど弾かれる曲ではなかったのですが,ポリーニの演奏によって日の目を見たと言えるかもしれません.この曲は私が好きなショパンの曲の1つです(昔はよく弾いていた.久しぶりに弾いてみるかな).とてもポロネーズらしく堂々としていて,そして,中間部はなんとマズルカになっています.第6番,第7番には,エチュードであげたホロヴィッツの名演もあります.

 あとポピュラーなものは,

・幻想即興曲, Op.66
・ノクターンOp.9の2

くらいですかね.即興曲(アンプロンプチュ)は,全部で4曲あって,幻想即興曲は,Op.66という作品番号がついていて4番目という位置づけですが,実際に作曲されたのは,第1番より前の初期です.これはかなりポピュラーでよく聴かれます.中村紘子氏が昔CMでも弾いていました.この間,某バラエティー?で青木さやかも弾いていました(^^;.難しそうにきこえる?割には数あるショパンの曲の中ではかなり弾きやすいといわれています.プレリュードであげた,第7番イ長調(太田胃散(^^;)を主題としたモンポウのヴァリエーションの中で,突如この幻想即興曲の中間部のメロディーが出現します.ノクターンOp.9の2もとてもポピュラーです.ショパンはノクターン(夜想曲)を全部で20曲くらい書いていて,この作品はOp.9なのでごく初期のものです.演奏は,まあこれもどちらもルービンシュタインでいいんじゃないでしょーか?(投げやり(^^;.midiでしたらここにいくつかあります.)

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