これも随分前(実はこのコーナーの立ち上げ時から)から書こうと思っていたテーマです.このホームページでも紹介しているように,私は仕事以外にもいろんなこと(ピアノ,バドミントン,スキー,相場を張ること等,そしてこのコーナーも(^^;)をしています.よく「多趣味でいいですねー」と言われます.でもそう言われると何か違和感を憶えてしまいます.少なくとも自分自身は仕事以外にやっていることを「趣味」とは(あまり)思っていません.そもそも趣味って何でしょう?
広辞苑によると
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しゅ‐み【趣味】 1.感興をさそう状態。おもむき。あじわい。 2.ものごとのあじわいを感じとる力。美的な感覚のもち方。このみ。「―がよい」 3.専門家としてでなく、楽しみとしてする事柄。「―にピアノを弾く」 |
とあります.ここでいう趣味は3.に相当しますね.つまり「専門家でない」「楽しみ」あたりがキーワードでしょうか?そう言われると確かに専門家ではないような気もします.そこで「専門家」を広辞苑でひいてみると
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せんもん‐か【専門家】 ある学問分野や事柄などを専門に研究・担当し、それに精通している人。 |
となっています.ここでのキーワードは「専門」「精通」でしょうか.この説明はよくわかりますが,専門家の説明の中に専門が使われている(^^;ので,専門をひくと
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せん‐もん【専門】 特定の分野をもっぱら研究・担当すること。また、その学科・事項など。「―書」 |
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もっぱら【専ら】 (モハラが院政期ごろに促音化したもの) その事ばかり。それを主として。全く。天草本平家「この国の風俗を知り、又ことばを達すべきこと―なり」。「―のうわさ」「―家にいる」 |
うーん,これはまずいですねー(^^;.これがほんとだとすると,仕事以外にいろんなことをしている私は明らかに(^^;地震防災の専門家ではないことになってしまいます.ということで,勝手な都合により専門家を「専らそのことばかり研究・担当し、それに精通している人」ではなく「そのことに精通している人」と拡大解釈(条件を1つはずすので「拡大」になります)します.実際,専門家に要求されることは,専らそればかりやることではなく,どれだけそれに精通しているかでしょう.とすると,趣味というのは,専門家ではなくて(=精通はしていなくて)楽しみとしてすること,となります.
そうなってくると,私的にはやはり大いに異議あり,です.まず,私が「仕事以外にやってること」は全て精通(技能系が多いので熟達と言った方がいいか)することを目指しています.従って,楽しいばかりでもありません.ピアノやバドミントンやスキーの練習は正直辛いことも多いです(まあそういうのも含めて「楽しい」という場合もあるでしょうが).私以外でも,例えば,筑波大バドミントン部の学生達が「趣味で」バドミントンをやっているとは全く思いません.逆に仕事が楽しくないかというと,これが結構楽しいことが多かったりします.
しかし趣味の定義が上記のようなものである以上は仕方ありません.よって,私にはいわゆる「趣味」がないことになり,無趣味ということになります.じゃあ何と言えばいいのかですが,適切な単語が見当たらないので,「仕事以外にやっていること」と言っているわけです.
じゃあ,どんなものが趣味と言えるでしょうかね.キーワードは「精通しなくて楽しみ」です.いっぱいありそうですね.読書,旅行,音楽鑑賞,映画鑑賞,カラオケ,スポーツ観戦,テレビゲーム,パソコン,ドライブ,酒(を飲んで人と話をする),何かを集める(切手収集とか(^^;)など.でもこういうのって誰でもやることですよね.ですから大手を振って?こういうのを「趣味」と言う人は,まあ自分で「無趣味」と公言しているようなものかもしれません(^^;.そうするとほんとに「趣味」って言えることって実は結構少ない気がします.
もちろん,ピアノにしてもバドミントンにしてもスキーにしても技能の向上を(さほど)目指さなくてやっているのなら趣味と言えるかもしれません.健康のために楽しくバドミントンをやっている人もそうでしょうね.上で書いたことをもう少し深く立ち入れば趣味と言えるかもしれませんね.例えば,オペラ鑑賞とかいわゆるオタク系とか(^^;.
実は,これをやっていればほんとに純粋に楽しくて心が安らぐみたいな趣味が欲しいと思うことはあります.でもなんでもやり始めるとのめり込んじゃうんですよねー(^^;.やはり「技能系」でないことが重要です(技能系だとどうしても上手くなりたいと思ってしまうので).そういう意味では何かを集める,というのはいいかもしれませんね(ウルトラマン人形集めとか(^^;).何かいいものありませんかね?「やりたいこと探し」も重要ですが,心安らぐ(^^;「趣味」探しも大事ですね.
つづき?が,ここにあります.
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