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Shear Evaluation for FRP - RC Members


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文献:T. Kanakubo, T. Furuta, H. Fukuyama:
The Effect of Stiffness of Externally Bonded FRP in RC Beams Subjected to Shear, Proceedings of the 5th International Conference on Fibre-Reinforced Plastics for Reinforced Concrete Structures, Vol.1, pp. 215-222, 2001.7
FRPによる耐震補強
近年、特に兵庫県南部地震以降、既存RC建築物の耐震補強の重要性が再認識されてきている。 従来、鋼板による巻き立て工法やコンクリートの増打ち工法が行われてきたが、 耐久性に優れ高強度で施工が容易である繊維シートによる耐震補強工法が脚光を浴びている。 この工法では、シート状に編まれたカーボンやガラス繊維を鉄筋コンクリートの柱等に巻き付け、 上からエポキシ樹脂等を含浸させて硬化させ、高強度のFRPとして地震力に抵抗させようと するものである。


現在の評価法
RC部材の既往式の多くは,鉄筋が降伏するという現象のもとに成り立っており、 FRPのような完全弾性材料にこれらの式を適応させることは、力学的に不具合がある。 また、FRPの破壊は"破断"であり,現行の評価で行われた繊維補強部材の脆性的な 破壊も危惧される。
実験1
破壊メカニズムに基づいた補強部材の耐力および変形性能評価手法の構築を主目的とし、 各種FRP(カーボン,アラミド,ガラス,ポリアセタール)の剛性,すなわちシートの 弾性係数×シート厚を同一に補強したRC梁部材のせん断実験を行い、 シートの剛性が補強梁部材のせん断耐力に及ぼす影響を検討する。
実験2
FRPは、部材中では様々な複合(組合せ)応力を受けている。FRPの破断は 必ずしも繊維方向の引張力が決定的ではなく、面外方向の変形や繊維直交方向の せん断応力が重要である。FRP補強したRC梁部材のS型押し抜きせん断実験を 行い、終局時の挙動を確認する。