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Feedforward Type Controlled Structure for Immediate Transmitted Earthquake Motion


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文献:折田 潤,金久保利之,境 有紀:
地震動の即時配信によるフィードフォワード型制振システムに関する基礎研究,日本地震工学会論文集,第7巻,第1号,pp. 61〜78,2007

地震動の即時配信による能動型制振
近年、センサーの低価格化や情報伝達技術の発達がめざましい。至る所にセンサーが設置され、その情報がリアルタイムに活用できるようになると、実質的な地震動の予測と同じことが可能になるかもしれない。もし、地震動の時刻歴がすでに分かっているとしたら、建物はどのような対応ができるであろうか。

制御エネルギーとコストの小さい可変デバイス制振
地震動の時刻歴がすでに分かっているとしたら、建物を動かすことができるだけのデバイスを用いれば応答はなくなるが、消費エネルギーやコストを考慮すると現実的でない。可変デバイスを用いたパッシブ(セミアクティブ)型制振が実現性が高い。

剛性の切替による避共振化
免震戸建住宅では、台風時の風対策としてロック機構が設けられる。すでに2種類の剛性が利用できるので、地震動の周波数特性により剛性を切り替えて、避共振化を目指す。
剛性切替型建物の地震応答解析結果
固有周期を0.5秒と1.5秒の2種類に切り替え、既知地震波を入力したときの応答解析を行う。周波数特性の検知方法、切替時のタイミングを検討する。
剛性切替型建物の地震応答実験
解析結果を検証するため、剛性をコントロールできる1質点型簡易モデルを製作し、地震応答実験を行う。
地震動の即時配信のフィールド実験
筑波大学の敷地内(共同溝内)に超高密度な地震動計測網を実際に整備し、実際の地震動における有効性を確認するためのフィールド実験を行う。