キーエレメント指標に基づいた発破解体計画手法 その6.分散を用いた発破箇所選定

Blast Demolition Planning Tool Based upon Key Element Index Part 6: Selection of Blasted Columns Using Variance

Abstract


建物の発破解体は欧米では盛んだが,その解体計画はノウハウに大きく依存しているため定量的な判断基準がなく,設計強度の高い日本の建物へ適用することは容易ではない.そこで本稿では,建物全体に対する柱部材の寄与度を数値化したキーエレメント指標(以下KI)の分散を利用した建物の発破箇所選定方法を検討する.先行研究で有効性が示されている段発方式の発破解体における第1 発破箇所の選定に重点を置き,𝐾𝐼の差が大きな柱を層内に混在させることで発破解体効率の向上を試みた.低層モデルに対してASI-Gauss 解析コードを用いた発破解体解析を実施し,解体効率を発破柱数と残存物高さの和の関係を用いて調査した結果を報告する.


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